先日のドイツサッカースクールでの学びの一コマ。
会場に着くと、既に小学3年生の H君 と Y君 が先に来ていた。
俺達の会場到着と同時だったので、H君とY君は、俺とシモコーチと一緒に施設に入った。
2人は玄関で普通に靴を脱ぎ、スタスタっと中へ入って行く。
自然な姿だ。
俺は、ふと下を見る。
2人の靴は、玄関できちんと整頓されている。
上記はその証拠写真だ(笑)。
俺は、 『 靴を揃えろ! 』 と子供たちに口すっぱく言い続けている。
それを思うと、子供たちが自ら大人の俺たちに言われることなく、靴を整頓できている事が嬉しかった。
子供たちが成長しているな~、と思った。
思わず2人に、 『 偉いね~。靴そろえてるじゃん! 』 と言った。
すると、彼らは、えへへっとはにかみながら嬉しそうに体育館へ入って行った。
その後、スクール開始近くなると、子供たちがどんどん集まって来る。
そして、たまたま玄関へ行くと・・・
やはり、靴は揃えられていない。。。
もちろん、靴が揃っている子もいる。
かつて玄関の靴がグチャグチャに散乱していた事を考えれば、随分整頓する子供たちが増えて来ている。
しかし、子供たち全員が、靴を揃えられるようになるべきなのだ。
すかさず、体育館に戻り、俺は全員に向って言った。
『 おーい、玄関を見に行けよ! 』
すると、全員が、ワイワイガヤガヤと走ってきた。
靴をそろえていない子が、 『 ヤベ! 』 と言いながら、恥ずかしながら整頓した。
靴を揃えること。
やはり、気持ちが良い。
大したことではないと思うが、毎回きちんとできているかどうか。
1回2回はできても、ずっと継続できなければ意味が無い。
そして、大人に言われた時は、誰にでもできるが、子供自らできるようになるのは難しい。
大人に言われなくても出来るようになってきた子供を見ると、彼らの成長を目の当たりにし、嬉しい。
子どもが、靴を揃えてウチに入ると言う事をきちんと認識し行動できるようになるまでには、時間が掛かる。
子どもにとって、習慣になるまで大人は言い続ける。
それは根気のいることだ。
しかし、出来ない子には、躾として子供に口すっぱく言い続けなければならない。
それは、子供たちが社会に出る時に必要なモラルだから。