先週末、ドイツサッカースクールでキャンプへ行って来た。
朝、宿泊先に子供たちが集まってくる。
親元を離れて、日常と違う仲間たちと過ごす有意義な時間の始まり。
もちろん、緊張している子もいる。
まず、集まった子供たちを前に部屋割りを伝える。
毎回、事前に各部屋の部屋長を決めるのは私の仕事としていた。
しかし、特別に今回のキャンプは、『 部屋長やってくれる人? 』と子供たちに聞いてみた。
すると高学年である5、6年生が自ら名乗り出た。
今までのキャンプを考えると、部屋長を指名される子は、『 えー 』 と批判的なリアクションをする子が多かった。
しかし、自ら挙手して部屋長を引き受けてくれる子が出てきた。
子供は成長している。
キャンプを初めて行った時、低学年の小さな子の面倒を見ることができない高学年の子が多かった。
しかし、それは自然な行動だ。
彼らだって小学生なのだから。
コミュニケーションを取るのが苦手な子は、年齢が上であっても、消極的でなかなか年下の子の面倒を見ることができない。
しかしそんな子でも、宿泊キャンプを何度も経験し、少しづつではあるが、明らかに小さな子達の面倒見が良くなってきている。
部屋長を志願する高学年の子供たちが現れた。
彼らは、人前に出ることに抵抗感を持たなくなってきている。
そして、小さな子達の面倒を見ることも嫌では無くなっている。
というより、年上として年下の子の面倒を見ることが当然のようになっている。
リーダーになる自信が付いてきている。
その姿に、子供達は成長してるな、と改めて感じた。
子供たちが自立に向う瞬間に触れると、嬉しくなる。
さて今後、また次なるステップへランクアップしていく子供たちを楽しみに見ていきたいと思う。