昨日のドイツサッカースクールでの一コマ。
小学2年生の子(Aくん)がスクールの体験参加にやってきた。
Aくんは、初対面の私に挨拶をして、自分の名前等をきちんと伝えることができた。
素晴らしい。
Aくんにとっては、初めての場所であり、初めて会うスクール生が大勢いる。
それなので、アウェイ感は非常に強い。
知っている友達がいれば良いのだが、そうでなければ、初めての場所は小学校低学年の子供にとっては孤独を感じ、なかなか中に入ることが出来ないものだ。
そうこうしているうちに、サッカースクールが通常通り始まる。
いつもと違うメンバーがいると、スクール生達はその子が気になる。
どうするかな?と見ていると、3年生の Rくん と Tくん と Dくんが Aくん の隣りにいて一緒に行動していた。
彼らは、Aくんに、今、やっていることのルールを説明していた。
Aくんに合せて、一緒に走ったりもしていた。
とても微笑ましい光景だった。
Aくんに寄り添っていた3年生たちは、宿泊キャンプによく来る常連組みだ。
彼らは、ちっちゃな時から、親元を離れてお泊り会に参加していた。
小学生低学年だから、ホームシックにもなったことがある。
キャンプでは、ホームシックで泣く子もいるが、自然なことだ。
キャンプでは、そんな彼らを、いつも高学年の子達が面倒をみていた。
もちろん、高学年だからと言ってもまだ小学生なので、完璧なサポートは出来ない。
しかし、孤独感を持つちっちゃな子達を、高学年らしくサポートする。
例えば、夜寝る時に部屋の電気を消すと怖い、と言い出したチビちゃんがいた。
すると同じ部屋の高学年の子は、自分の布団へ一緒に入ろう、と言って一緒に寝ていた。
食事の時も、お風呂の時も、いつも年上の子供たちが、チビちゃん達の面倒を見ている。
昨日、3年生たちが、自分より年下の子の面倒を見ている姿に感心した。
年上から得たこと、学んだことを、今度は、自分が年上になったら年下の子供たちにしてあげる。
今時の小学生には足りないメンタリティー、だと思う。
改めて、思いやりがあって、良いなーと微笑ましくその光景を見ている私がいた。