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グラウンドを大切にする心

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先日のドイツサッカースクール。

 

グラウンドの中に入ると、地面がボコボコ。

だれか雨等で地面がゆるい時にグラウンドを使用し、グラウンド整備をしなかったようだ。

地面に足跡が、それも掘れた跡がしっかりと残っていた。

その後、太陽の力でしっかりと乾き、ボコボコのままカチカチに固まっていた。

あまりのグラウンド状態のひどさに、ため息をついた。

しかし、自分達も使うグラウンドだ。

だから、俺はトンボ掛け、グラウンド整備を始めた。

30℃を超える暑さと直射日光の中、ダラダラと汗をかきながら黙々とやる。

 

すると、小学校低学年のスクール生の子供達が徐々に集まりだした。

ボールを蹴りたくて、スクール開始時間よりも、かなり早くやってくる子供が大勢いる。

その子達に、 『 おーい、手伝ってくれー 』 と助け舟をお願いした。

するとそこに集まった全ての子供達が、自分の背丈よりも大きいトンボを持ってきて、トンボ掛けを始めてくれた。

その様子を見ながら、俺は小さな子供達だからすぐに飽きちゃうかな? と思ったが、子供達は、みんな黙々とやってくれた。

 

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子供の中には、 『 ニシコーチ、見て〜! 』 と呼ぶ子がいた。

どんな感じか見に行くと、カチカチに固まってボコボコの凹凸だった地面が、局地的にキレイに平らになっていた。

俺は、それを見て感心した。

結局、スクールの開始時刻まで止める子は一人もいなかった。

俺は、みんなに 『 ありがとな〜 』 と言うと、子供達は達成感のある自慢気な顔をしていた。

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グラウンド整備の後は、もちろんサッカーを楽しむ。

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夕方になると涼しくなってきて気持ちが良い。

そして、そよ風が心地良い。

山が見え、緑の木々の中で、夕陽も見える。

自然の中でサッカーを楽しむ、

子供達は、白い雲と青い空を見上げ、虹を見つけたりもしていた。

サッカーをやりながら、そんな自然を見て楽しむ感性を持てるのも、長野らしいなと思う。

 

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みんなでグラウンド整備をし、汗をかいた。

子供達が自分たちで整備したグラウンドで、サッカーを楽しんだ。

自分たちの遊ぶ場所を、自分たちでキレイにして、そこで遊んだ。

子供達が、そこから何かを感じ、学んでくれたら嬉しい。

 

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