先日、大学サッカー部の後輩の写真をFACEBOOKで見た。
口には管の付いたマスク、腕にはチューブが付けられている。
明らかに病室であり、ただ事ではない写真だった。
その写真を見てすぐに後輩にメッセージを送った。
その後、返信が。
後輩は、虫垂炎で虫垂を切除手術を受けた。
しかし、虫垂炎が進行しており、破裂した膿が、盲腸、小腸、大腸、膀胱に飛び散っていた。
それも出来る限り除去したのだが、菌の一部に対して抗生剤が効かなかった。
そして、菌が繁殖してしまい、2度目の手術を受けた後だったそうだ。
結果的に、盲腸、小腸、大腸、膀胱の一部を切除。
入院する10日前ほどから違和感があったようだが、激痛は無かったらしい。
腹が張り、熱が出たので医者へ行った。
その採血後の数値が悪く、すぐに大きな病院に移され、即、手術。
もう一晩置いていたら、菌が回って命に関わっていた、とドクターから言われたらしい。
怖い話である。
10年程前、湘南ベルマーレ在席時、私は16日間入院したことがある。
平日、頭が痛くて医者に行き頭痛薬をもらった。
週末に、自分が仕切らなくてはいけないイベントがあった。
クラブのスポンサー絡みのイベントだった為、頭痛薬を飲みながら仕事を続けた。
頭痛薬を飲んだものの痛みは引かない。
会場の本部で、『 頭いてー 』 と周囲にぼやいていた。
イベントは無事に成功、終了した。
頭痛が続いていたので、翌日、大きな病院へ行った。
採血をすると、急に私の周りが騒がしくなった。
急遽、腰骨の横から髄液を摂取することになった。
私は、えっ?えっ?と思う間もなく寝かされて、ブスっと注射針が背中に。
腰骨横に打つ注射の痛みは、ハンパなかった。
麻酔してくれ!
と思ったほどの痛み。
検査が終わり、ドクターからの言葉にビックリだった。
『 入院です! 』 ・・・
看護士が車椅子を押してきた。
? ? ?
その日、私は、自家用車で病院へ行き、普通に歩いて病院へ入ってきた。
しかし、病院内を車椅子で移動することに。
私は、知らず知らずのうちに髄膜炎になっていた。
『 髄液の中に菌が入っており、もし、その菌が脳に入ると、最悪の場合死に至る、後遺障害が残る可能性がある 』
とドクターに言われた。
『 治るんですか? 』
『 点滴を打つしか方法が無い。
菌が脳に入らないことを願うしかない 』
と言われた。
直ぐに、24時間体制の点滴が始まり、結果的に16日間の入院となった。
日々、菌が脳に入らないでくれ!!!と、寝ながら願うしかなかった。
おかげさまで、私は、後遺障害が残らなかったし、今も生きている。
しかし、恐ろしい経験だった。
後輩は、1ヶ月以上も入院生活をしたが、大事には至らなかった。
安堵した。
私の場合、無理をしたとは全く思っていなかった。
しかし、知らず知らずの内に、身体が危ない状況になっていた。
後輩も自覚していなかったと思うが、かなり忙しく、無理をしていたのだろう。
病に倒れて、やっと気付く。
身体が悲鳴を上げている事を。
人間、生きていれば身体が資本。
健康が大事。
いくら仕事が忙しくても、健康を損なってはダメだ。
病気になっては動けない。
後輩と連絡を取った。
改めて、自分の健康も気をつけようと考える様になった。
皆さんも、忙しい時ほど、ご自身の健康を考えては如何でしょうか。
絶賛発売中!
菊池大介選手(浦和レッズ )と遠藤航選手(シント・トロイデン/ベルギー)との鼎談あり
『 ニシコーチの 子・育つサッカー ~泣き笑い個性満開スクールデイズ~ 』
予約注文 : 全国の書店で予約もしくは注文できます。
又は、下記まで。