福島のキャンプ場を出発して、更に東北道を北へ向かって走る。
その後、山形、宮城、岩手、秋田と4県を通過。
たどり着いたのは、本州最北端にある県、青森。
夕方になり、前日に続いて走っている道中でキャンプ場を探した。
キャンプ場を見つけて電話をする。
一つ目のキャンプ場の方は、
『 先日、キャンプ場内に熊が出まして、、、携帯も繋がりづらいです。 』
と言う返答を頂いた。
閉鎖はしていなかったようだが、是非いらしてください!という雰囲気は感じなかった。
こんな状況ですが、いらっしゃいますか? と、遠慮がちな回答だと感じた。
と言うことで、別の場所へトライしてみる。
二つ目のキャンプ場を見つけて、直行。
しかし、その場所は、なんとロープで封鎖されていた。
おまけに、全くキャンプ場の雰囲気が無かった。
どうも、ねぶた祭りの為だけの仮設キャンプ場だったようです。
三つ目のキャンプ場は、山の中。
上り坂の住宅街を通り、だんだん森の中へと入って行った。
その森は、人の気配もほとんど無い。
ガランとしていて、道中、背の高い木が生い茂っていた。
キャンプ場入り口に、 『 熊に注意! 』 の看板。
今までに 『 熊が出ました 』 と張り紙のされていたキャンプ場に泊まった事はあるが、
施設はもっと整備されており、宿泊者も多かったので安心できた。
しかし、ここは山の中、森の中で、管理人もいない。
テントがポツン、ポツンとかなり離れて2張りだけあった。
見るからに、ただの自然の森。
熊の看板が無ければ気にならなかっただろうが、さすがに、そのシチュエーションでテント泊する気にはならず、四つ目のキャンプ場へ移動。
日が暮れそうだったので、急いで向かう。
向かった先は、スキー場。
三つ目の森の中のキャンプ場とは大違い。
スキー場だけあって、施設もかなり整備されており安心できたので、即受付へ。
『 熊って出ますか? 』
『 今年も熊の目撃情報はあります。この施設から少し離れた場所です。しかし、熊がいないとは言い切れません 』
うーん、、、
と思い、更に受付の方と話を続けた。
彼らも、熊がいないとは言い切れない。
そこには嘘が無い、と感じた。
『 近年、この施設で熊出没は無いです。ただ、熊がいないとは、言い切れません 』 と受付の方は言う。
『 早朝、近隣では、熊がこの地域に寄り付かないように銃声を鳴らしたり、地域を見守る方々がいます 』 とも言われた。
まーしかし、かなりしっかりとした施設であり、対応も良くして頂いて、宿泊することに決定。
日が落ちそうな時間になっていた。
お腹も空いてきたので、ちゃっちゃとテント設営。
テントを立てながら夕焼けを見る。
キレイな夕焼けに見とれながら、設営を済ませた。
夕焼け空の下で、青森市内が一望できた。
心晴れ晴れする良い景色だった。
その後、夕食のための火お越し。
これが、楽しい時間。
日が暮れた後、青森の街で調達してきた、近海で上がった鮮魚を炭火で焼く。
何処の土地へ行っても、地物の食材を探し、食す。
それが、私の旅の楽しみ。
そんな中、なぜかスマホに、出発前の飛行機内から 『 これからニュージーランドへ行ってきます! 』 という連絡も。
絶妙のタイミング。
『 いってらっしゃい! 』
青森市の夜景を見ながらの一杯が、なんとも穏やかな時間になりました。
寝床確保、美味しい外飯にありつけて、安堵しました。 笑
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