準備を終えたKさんが、後から登場。
Kさんは、さすがプロフェッショナル。
私は、少しづつ沖へ行ってみる。
ド素人の私がいるので、ほぼほぼ足がつく場所でやらせてくれた。
昨日と同様に、Kさんが、ボードの後ろを押してくれて波に乗る。
台風の影響で、前日より波がかなり高かった。
だから、しょっちゅう波にのまれた。
ボードをひっくり返された。
塩水も飲みまくった。
しかし、楽しい! の一言。
台風で荒れ狂う海で、こんな遊び方があるとは。
楽しくて、楽しくて。
真っ黒い砂浜での、信じ難い事実だった。笑
たまにKさんが叫ぶ。
『 これ以上、沖へいっちゃいけない! 』
Kさんの元へ行くと、教えてもらった。
その時は、浜からの強風にあおられ、私たちは、知らず知らずのうちに、少しづつ沖へ流されていたらしい。
まー、私は、コンタクトレンズが無いので、何も見えず、わかりっこない。
Kさんの指示の下、台風の中のサーフィンを楽しんだ。
気が付けば、約2時間、大荒れの海で遊んだ。
疲れてきたし、台風上陸が近づき波も更に荒くなってきたので、海からあがった。
砂浜へ上がると、強風で砂が飛ばされ、みぞれのように身体に当たる。
砂嵐だった。
そんな中、ひとしきり初心者サーフィンにお付き合いして下さったKさんが、颯爽とサーフボードに乗り、沖へ出て行った。
台風の嵐で荒れ狂う高波の中、ガンガン沖へ向かって行く。
まじか???
目を疑う光景だった。
Kさんは、どんどん沖へ出て行くため、私の視力では見えなくなってしまったが、一緒に砂浜にいた息子は一言。
『 すげーーー 』
Kさんのサーフィンは、さすがの上手さだったようです。
コンタクトレンズ、眼鏡が無くて見られずに残念だった。
台風上陸寸前の中、サーフィンを楽しめた。
しかし、それは、サーフィンの専門家がきっちりと指導してくれたから。。
Kさんは、週に4日プールへ行きトレーニングの為に泳いでいる。
毎回50mの潜水を10本くらいやっているとのこと。
それくらいトレーニングしていれば、海でもある程度の事には問題ないでしょう、と。
Kさんは、海で溺れた時の対処法講習もやっている方。
そのおかげで、私たちは、存分に楽しめた。
しかし、台風の中の海遊びを、素人の方々には絶対にお勧めできませんね。
いつ流されるかは、分からないので。
事故の素でしょう。
海から上がり、車でスマホを見ると、私たちのいた地域は、台風による避難指示が出ていた。
千葉、御宿から東京への岐路、高速道路(東京湾アクアライン)は、通行止め。
よく、こんな中で、海へ入ったものだと、驚くばかり。
その後、台風は、関東へ上陸。
人生初、台風の中の海遊び。
想像を超える、ものすごい経験をさせて頂きました。
(写真は、台風の影響が無かった1日目)
Kさんは、これから忙しいシーズンを過ごす、と言った。
『 何故ですか? 』
『 8月から10月は、台風がバンバン発生するから、サーフィンで忙しいだよ! 』
台風が発生する季節は、サーファーの方々にとって、まさにシーズン到来と言うのか、かなり嬉しいようです。
Kさん、大変お世話になりました。
2日間、ド素人の私たちに付きっ切りでご指導頂き、本当にありがとうございました。
おかげさまで、今では、またサーフボードに乗りたい、と思うようになっています。
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