先日、数人で食事をしていた時のこと。
テーブルにカセットコンロを置いて色んな物を焼きながら食事をするお店。
小さい店だが、味のある心和むお店。
大人5人でテーブルを囲んでいて、テーブルは、手狭。
私は、空いたお皿をお店の方に渡してさげてもらっていた。
手狭なテーブルを広くするため。
ドイツのレストランでは、要らなくなったお皿を直ぐにどんどん片付ける。
テーブルを素早く、きれいにする習慣があり、私もその感覚でお店の方にどんどんお皿を下げてもらう。
しかし、先日、テーブルをきれいに!がデメリットとなった。
カニを焼いて食べていたのだが、カニの殻を出すお皿が無い。
いらないお皿を全てさげてもらった為、空いたお皿が無い。
お皿を下げすぎた。
しょうがないので、自分のお醤油皿に殻を載せた。
刺身を食べようとすると、カニの殻が邪魔になる。
『 邪魔だなー 』 と、ず~っと思いながらいた。
すると、隣りに座っていた人が、私に言った。
『 殻、こちらに載せましょうか? 』
その人は、自分の持っていた大きなお皿を差し出してくれた。
ありがたい対応だったし、良く気が付く人だな、と感心した。
見習わなければ、とも思った。
私は、食事をしていて、まわりの人たちに対して気配りが足りない、と自覚している。
そこには、気付くか、気付かないか、の違いがある。
私は、自分で反省する。
先日、カニの殻に使って下さいと皿を差し出してくれた人は、気付く人。
そこに温かい心遣いがあった。
ちょっとした声掛けで、私も良い気分になれた。
感謝した。
たかが食事、されど食事。
食事の席は、いろんな学び、コミュニケーションの場となる。
だからこそ大切にしたい、食事の時間でした。
2018年2月出版予定
菊池大介選手と遠藤航選手(共に浦和レッズ)との鼎談あり
『 ニシコーチの 子・育つサッカー ~泣き笑い個性満開スクールデイズ~ 』
http://volonte93.wixsite.com/volonte93