先週末、私の父が、松本から長野市へやってきた。
正月、父が我が家へ来ていた時、私の息子に、自分の部屋にメジャーを持って行って来い、と指示していた。
息子の部屋には、ロフトがある。
父は、そのロフトの寸法を息子に測らせていた。
以前、父は、息子に話していた。
ロフトに直接布団を敷いていると、湿気でカビが生えやすい。
安眠の為にも、すのこを敷いたほうが良いな。
しかし、店頭販売しているすのこでは寸法が合わない。
ロフト用に作るしかないなぁ、と。
先週末、父が我が家へ着くなり、息子を呼び出し、車から何やら運び出していた。
父と息子が、二人で車から取り出したのは、新品のすのこ。
それを父、息子、そして私の弟も加わり三人で息子の部屋へ運んでいた。
私も、息子の部屋へ行ってみた。
すのこは、すっぽりとロフトにはまっていた。
縦、横、高さがバッチリ、ピッタリなサイズだった。
翌日の朝、息子にロフトでの寝心地がどうだったかを聞いた。
すると、第一声が
『 ロフトは、ちょう~暖かい! 最高! 』
息子は、最近、ロフトでは無く、自分の部屋の床に寝ていた。
しかし、父親がロフト用のすのこを作ってくれたので、その晩は早速、ロフトに寝た。
息子が学校の勉強で、暖気は上に上がってくると習っていたようだが、それを自分の部屋で実感したようだ。
現に息子は、朝目覚めた時、ロフトはかなり暖かく、ロフトからフロアーに降りてきたら、かなり寒さを感じたらしい。
父は、早速、新しいすのこを敷いたロフトで寝た息子の話を電話で聞き、かなり喜んでいた。
息子に寸法を測らせ、図を描き、父がすのこを松本の実家で自ら手作りし、車に積んで長野まで運んできてくれた。
私が父にお願いしてはいない。
息子と父の間で約束していた事。
祖父と孫のコミュニケーション。
会話があり、共に行動し、結果があった。
その結果には、孫から祖父へのリスペクトがあった。
面白いなと思った。
コミュニケーションの力は、こうやって少しづつ育まれると思う。
良い関係だなあと思った。
息子の為に、専用のすのこを作ってくれた父親と、一緒に運んでくれた弟に感謝します。
2018年2月出版予定
菊池大介選手と遠藤航選手(共に浦和レッズ)との鼎談あり
『 ニシコーチの 子・育つサッカー ~泣き笑い個性満開スクールデイズ~ 』