たまたま聞かれた。
「　いつも炭酸水を飲んでいますよね？　」

私は、いつも炭酸水を飲んでいる。
日本で炭酸というと、コーラやサイダーなど甘いジュースを連想するだろう。
しかし、私の炭酸水は、味の無い炭酸水。
水と二酸化炭素のみ。
私が炭酸水を常用するようになったのは、ドイツで生活するようになってから。

ドイツのレストランやカフェ、バーなどで水を注文すると炭酸水が出てくる。
ドイツで日本のような水を飲みたければ、あえて「ガス無しの水」を注文しないと、いつもガス入りの水が出てくる。
ガス入りとは、炭酸水。

初めてガス入りの水を飲んだ時、なんだこれ？ と思った。
美味しいとは、少しも思わなかった。
しかし、いつの日からか、私も知らぬ間に普通に炭酸水を飲むようになっていた。
そして、今では、日常の飲み水が炭酸水だ。

ドイツで生活をする前は、日本で炭酸水を飲むことはほとんど無かった。
私は、子供の頃から、コーラやファンタなどの炭酸飲料をあまり好まなかったからだ。
大人になってから、仲間と呑みに行って、炭酸水の入っている酎ハイを飲むくらいだった。
しかし、今、日本でもスーパー、コンビニなど何処ででも炭酸水を売っている。
お店によっては、ドイツの炭酸水 ゲロシュタイナー も購入できる。

炭酸水は、冷えて無くても、常温でも飲みやすい。
慣れてくると、シュワっとする味の無い炭酸水が美味しいもんです。
ドイツ生活で１０年を過ごした私は、その後の日本でも、このシュワッとする刺激が心地良いし、無いと物足りなくなってしまいました。

炭酸水。
最初は、違和感を感じるかもしれないが、なかなか美味しいもんですよ。