昨日、最後のお別れに行った。
故人は、先日の長野県の防災ヘリコプター墜落事故で他界された。
故人に初めて会った時、彼の鍛え上げられた上半身に驚いた。
Tシャツの下に見えるのは、あきらかにムキムキな筋肉だった。
その筋肉を見て、私は、この方は何をしている人なのかな? と思っていた。
私たちのサッカーイベントに息子さんと一緒に来てくれた。
その時いつも、たくさんの子供たちに混ざって必死にボールを追いかけていた。
時にはキーパーもやってくれた。
私が故人に、 『 サッカーをやってらしたんですか? 』 と聞くと、未経験者だった。
サッカーをした経験がなくても、とにかく精力的に走り、いつも笑顔で楽しそうにプレーしていた。
ミニゲームが終わった後、他の誰よりも汗をだらだらと流し、爽快な笑顔を見せていた。
故人の一生懸命なプレーで、いつも子供たちを盛り上げてくれた。
昨年、私が槍ヶ岳登山をした後、ブログにその内容を書いた。
「 私のような素人が山に入るなら、必ず経験者やガイドと一緒に入るべきだ 」と。
故人は、そのブログを読んでくれて、本当にその通りだと共感してくれた。
その時初めて、私は、彼が、救助する側のプロだと知った。
私は、どうしても故人に感謝を伝え、お別れをしたかった。
だから、スケジュールを調整し下村コーチと共に告別式に参列した。
ニュースで事故を知ってから、ずーっと彼の笑顔が頭に浮かんでいた。
昨日の葬儀・告別式には、故人を偲び、会場に入りきれないくらい大勢の方々が集まっていた。
安らかにお眠りください。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。