先日、ドイツサッカースクールの2年生のチビ軍団が、プライベート(U-9)の大会に参加した話の続き。
たまたま隣りにいたチームは、試合毎に『お前達の悪いところはなー』と大人に叱られていた。
子供たちの表情はどんどん暗くなっていたようだと聞いた。
ウチの子供たちはと言うと、2年生ながら自分達で全てを仕切り、サッカーをのびのびと楽しんだらしい。
小学2年生という低学年のサッカーで、子供たちの表情がどんどん暗くなるのは残念だ。
子供は、何故サッカーをするのか?
それは、サッカーが楽しいからだ。
しかし、小学生の試合、大会等で、子供たちが指導者に怒られ続けている光景をよく目にする。
特に、指導内容が、指導では無く、指導者の感情の捌け口になっているケースが多い。
ある意味、指導者のストレス発散になっているように見えることもある。
そのようなチームを見ていると、子供たちに共通する点がある。
チームが負けているような時に、ベンチで指導者が怒っているだけでなく、ピッチ内の子供たちは、ミスをした選手を非難している。
文句を言い合っている子供たちが多い。
俺は、このようなチームでサッカーをしている子供たちは、サッカーが楽しいのか? と疑問になる。
世界中でサッカーは普及した。
何故かと言えば、サッカーは楽しいからだ。
サッカーには、三つの楽しみがある。
①プレーする楽しみ。
②見る楽しみ。
③関る楽しみ。
その楽しみを個々人が、それぞれに味わうことが出来る。
サッカーは、勝敗を争うスポーツだ。
勝って喜び、負けて悔しむ。
喜怒哀楽のあるものだ。
しかし、サッカーは、いつも楽しいもであって欲しい。
小学2年生に限らず、小学生みんなにとってサッカーは楽しいものであって欲しい。
いや、それは、小学生に限らず、サッカーをする全ての人たちにとって同様であるべきだ。
外野の大人が間違った関わりをする事で、子供たちから、サッカーの楽しさを奪ってはならない。
いつでも、サッカーに勝敗はつき物だ。
そこで勝っても負けても、子供たちにとっては遊び、学びの楽しい時間となることを願う。