先日、東京で満員の地下鉄電車に乗っていたら不思議なことに出くわした。
宿泊先から一歩外へ出ると結構寒かった。
冷たい空気の中を、地下鉄の駅まで歩く。
10分以上歩いたら、徐々に身体が温かくなってきた。
血行が良くなり、身体がポカポカし始めていた。
地下鉄の駅へ着き、階段を降りる。
当たり前だが、地熱の中へ入っていくので、外より地下の方が暖かい。
すると、一気に身体が汗ばんでくる。
そんな状態から、満員の地下鉄に乗り込む。
暖房の効いた満員電車の中にいると、通常、汗がじわーっと出てくる。
私は、この汗が嫌いだ。
汗!また汗かと思ったら、地下鉄の中はエアコンから冷たい風が流れていた。
冬に冷房か? と不思議に思った。
しかし、その冷たい風が何とも心地良い。
満員の地下鉄の中で、汗ばんでくる自分に当たる冷風は最高だった。
しかし、冬に冷風って如何なものか?
長野で冬に電車の中で冷房や扇風機を回すことはあるのか。
最近の冷暖房事情に無知なのは私だけか。
冬には身体を温める。
夏には冷やす。
普通の事だった。
しかし、最近は冬だから、夏だからと言う感性が通用しない場面が多い。
夏、冷房で冷えすぎると上着が必要。
冬、満員電車の中は暑くなるから冷房。
人間が、自然に逆行しているような気がする。
それが良いか悪いかは分からない。
今後、子供達が育っていく環境を考えれば、明らかに良く無いだろう。
自然からかけ離れた、難しい時代、社会になってきているような気がする。