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墓前で一人静かに、つぐの命日

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昨日は、教え子の命日。

 

バイク事故から、もう4年が経った。
あっという間の4年だった。
彼は、生きていれば、今、22歳。
あまりにも早すぎる旅立ちだった。

 

中学生の頃、彼は、ヤンチャだった。
多々、中学校にご迷惑を掛けていた。
私生活や学校で何かあると、サッカーを無断で休むこともあった。
そんな時、俺は、夜のチーム練習が終了した後、彼の自宅付近を探して周り、彼を見つけだしては、よく彼の話を聞き、俺の想いも伝えた。
進学は無理と彼の学校の先生は言ったが、俺は、彼を我が家に連れてきて勉強をさせた。
そんな彼はサッカーが大好きで、当時一生懸命トレーニングと試合に取り組んでいた。
サッカーを通じて、良い仲間にも恵まれていた。
彼は、ヤンチャだったものの、正直者で愛嬌のある奴だったから、仲間からも愛されていた。

 

一年に一回、命日にお墓参りに行く。
墓前にいると、今でも彼の笑顔が浮かんでくる。
自然に近況を伝え、彼と会話をしている。
毎年、彼に会いに行くと、今、自分が生きているからこそ、前向きに頑張ろうと思う。
そんな姿を、あいつが空から見てくれているような気がする。
あいつに笑われないように、日々、全力で生きたいと思う。

 

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