【トゥラウムアカデミー/ドイツサッカースクール スタッフ募集のお知らせ】
サッカー少年の保護者さんから質問を受けたので紹介します。
『 子供が試合に負けた日の夕飯で、主人が息子のプレーについてけっこう強く言っちゃいます。
つい、私も同じように、もっと頑張りなさいよ! と言ってしまいます。
子供に、どのように接すれば良いでしょうか? 』
『 試合に負けた時は、家では、お子さんを褒めてあげてください! 』
と伝えています。
試合に負けると、子供たちは、悔しいものです。
やっている本人が、一番感じています。
そして、試合後に、コーチ、指導者から、試合の振り返りがあります。
戦い方が悪く、お説教の時もあるでしょう。
子供たちは、悔しいし、落ち込む時だってあります。
自宅に戻り、夕飯の食卓についた時。
保護者さんが、試合に負けた事について話をする、とよく耳にします。
お子さんが、中・高校生くらいだと、
『 そんなに言うなら、自分でやってみな! 』
と言い返す子もいます。
まー、言い返さないとしても、子供たちは、腹の中では、みんな普通に思っています。
『 お母さんは、サッカーできないくせに! 』
しかし、小学生くらいですと、親に言われると聞きいる子が多いです。
それが辛いんですよね。
1、試合に負けて悔しい。
2、コーチから、敗戦後、話がある。
3、家に帰ってきて、保護者に、更に輪をかけてダメだしされる。
こうして子供たちは、悔しさ倍増、落ち込む度合いも倍増、となる事が多いです。
楽しいサッカーが、苦しいサッカーになってしまう事もあるでしょう。
ドイツのプロクラブでコーチをしていた時の事です。
監督が、一人の選手にお説教しました。
その後、監督はコーチの私に言います。
『 あと、あの子をフォローしてやってくれ! 』 と。
反対に、私が子供にお説教した時は、その子を監督が後でフォローしてくれました。
一人がお説教をしたら、一人がフォローする。
子供にお説教をする時の明確な役割分担がありました。
試合に負けたら、プレーした子供は、悔しいものです。
おまけに、コーチに、敗戦について何かしら言われています。
ですから、自宅に戻ったら、保護者はフォローする側にいてくれたら良いですね。
試合に負けても、お子さんが、良いプレーをしているシーンは必ずありますから。
良いところが見当たらないなんて、そんなはずはありません。
褒める材料は、挨拶一つでもいいんです。
もちろん最後まで走っていれば、それは褒めてあげる材料になります。
『 よく頑張ったね 』 で良いんです。
子供は、褒められれば、嬉しくなります。
そうすれば、また次に頑張りますから。