News & Blog

挨拶と謝罪と忍耐力

カテゴリー:

先日、ある食事の席で長々と語った。

ある企業経営者の方が、俺の立ち振る舞いを見て言った。
『君は体育会だね~』
そこから、俺の体育会時代の話で盛り上がった。
俺は、中京大学体育学部出身。
部活は、もちろんサッカー部。
体育会は、もちろん縦社会。
体育会ならではの色んな話をして、その場は笑いの連続だった。

当時、大学の就職担当職員の方が、大学4年次で就職活動をしていた俺たち体育学部の学生に向って言った。
企業側から体育学部の学生が喜ばれる理由が3つある。
一つ目に、挨拶が出来る。
二つ目に、謝ることができる。
三つ目に、忍耐力がある。
それを聞いたとき、納得できた。

俺達は、体育会のなかで、常日頃、先輩、指導者、関係者に挨拶をすることをしつけられた。
特に、先輩に会って、挨拶をしないなど考えられなかった。
挨拶は、体育会において当たり前の習慣だ。

そして、自分に非があれば、きちんと謝ることを求められた。
自分がミスを犯した時に、その出来事から逃げることができず、きちんと謝罪させられた。
相手に対して、物事をきちんと説明する、受け答えをする事を学び、体得した。

耐える力も養われた。
体育会に生きていたら、理不尽な事が多々あった。
しかし、そんな理不尽な事でも、絶対的に先輩に従う。
自然と耐える力をも身に付けた。

現代社会では、挨拶が出来ない、自分に非があっても謝る事が出来ない、コミュニケーションが取れない人が多い。
そして、忍耐力が無い若者が多いのが現実だ。
会社でちょっと厳しく注意されたり、やりたくない事に立ち向かうと諦め、早々と辞めてしまう人は多い。
時に、耐えることが必要であっても、我慢出来ない人が多い。

体育会にいた頃は、グラウンド整備をやったり、練習の用具の準備、片付け、部室の掃除などなど大変な事も多かった。
しかし、今は、当時の理不尽な振る舞いが、酒を飲んでいる時の笑いのネタになっている。
俺達を厳しく指導してくれた先輩方に、今となっては感謝している(笑)。

今、社会で生きるようになり、当時していたことは社会に出たら当たり前にあることだと認識している。

俺は、体育会の中で育って良かったなと心から思っている。
次世代に繋がる子供たちに、体育会での経験からくる長所をどのように伝えていくかは考えなければならないと思う。

子供たちが自立する、社会に出て更に大きく活躍できるような人間力を育てる。
それが、体育会で育った自分達の役目かなと思っている

 

 

長野 フットボールクラブ

幼児フットボール

小学生フットボール

キッヅフットボール

ページの先頭へ戻る