先日、親子3代で実家の裏山へ登った。
父親は、山を登りながら孫に色んな話をしていた。
イノシシの足跡を見つけた時は、イノシシは人間に向かってくるか?という話。
すると、次は熊にまつわる父親の経験談が始まった。
子供の頃、小熊を飼っていた話。
更に、山の中の小川に水を汲みに行った時、熊と突然鉢合わせになった話。
その時は、熊と自分との距離数メートル。
水を飲みたくて、ザックとナタを地面に下ろし、手ブラで小川に行った時に鉢合わせになり、かなり動揺したというリアルな話だった。
山道の横に、削られてか、地層が現れている場所があった。
すると、大学で地質学を専攻していた父親は、泥岩と砂岩の話をした。
小学生の孫に、現地で分かりやすく説明する。
とても興味深い話だった。
話を聞いて、孫は、自分の手で泥岩と砂岩を掘り出し、岩の欠片を大事に家まで持ち帰った。
昔、子供の頃、『 年寄りの話を聞くもんだ 』 と言われた。
現代社会では、なかなかお年寄りから話を聞くことは少なくなってきたと思う。
社会が変わり、核家族化し、また子供達の遊び方も変わってきたため、お年寄りと子供の接点が少なくなってきている。
しかし、先日、おじいちゃんと孫の会話を聞いていて、改めて、雑学豊富なお年寄りの話は聞くもんだな〜、と思った。
彼らには沢山の知識と経験からくる裏付けがある。
だからこそ、おじいちゃん、おばあちゃんの話は面白いと思う。